年に一度、梅雨のこの時期にだけ発生し、短期間しかその姿を見る事が出来ない 「ゼフィルス」と呼ばれる蝶たちを探しに
蝶の専門家の方にご案内頂き プチ遠征してきた。
到着した場所は、過去にゼフィルスを探しに一人でやって来て、結局見付けられなかった所だった!
車を降り、山道を登り始めると、地面には 黄色と黒の綺麗な蛾が 留まっているし、サンコウチョウの声が
杉林から聞こえて来るが、その姿は見付けられない。
稜線近くまで登ってくると、以前と変わらない見覚えの有る景観だ!
クヌギや ミズナラ、カシワなどの木が生える、ゼフィルスのポイントへ・・・

キンモンガ ウラナミアカシジミ
ウラジロミドリシジミが姿を見せ、メタリックブルーの綺麗な翅表を見せてくれたのだが、私の位置からでは顔の部分に
葉が被り、上手く撮れない・・・場所を移動した途端、飛ばれてしまい大失敗・・・

ウラジロミドリシシミ ウラジロミドリシシミ (アップに!)
9時半ごろ 台風の影響なのか? ポツリポツリと雨が降り出し、ヒカゲチョウなどの姿も無くなった。。。
30分ほどで雨は上がったが、下草が濡れている為、靴やズボンの裾が びしょ濡れだ!
雨が上がり気温もアップしてきたので、下草の中で羽化したばかりの蝶が出てくるのを期待する。

ミズイロオナガシジミ ミズイロオナガシジミ
ミズイロオナガシジミを撮っていると、いつの間にか、私の足元から1mほど離れた下草に、見慣れない蝶が留まっている。
案内して下さった友人が、即、
ウラミスジだ!って教えてくれた。 (図鑑で見るよりも黒っぽく感じる!)
別名
ダイセンシジミとも呼ばれ、6月下旬には この蝶を見る為に、大山や蒜山まで行ってみるつもりだったのだ!

ウラミスジシジミ ウラミスジシジミ (アップに!)
わずか10秒ほどの出会いで、同じようなショット十数枚しか撮れなかったが、予想もしていなかった蝶に出会え
大感激の一瞬だった。
まだ、時期が2〜3日早かったのか? ゼフィルス類の姿が以外に少ないように感じる・・・
山の斜面に腰を下ろし、辺りの状況を監視しながら昼食タイム・・・
お昼1時を回り、陽が射して来ると、お目当ての
ヒロオビミドリシジミが 「まいこまいこ」と呼ばれる 卍飛翔をし始めた ♪
目で後を追い、留まるのを待つ・・・

ヒロオビミドリシジミ ヒロオビミドリシジミ
わずかだが 木漏れ日が当たる葉に留まったので、開翅してくれるのを 息を凝らして待つ・・・

ヒロオビミドリシジミ ヒロオビミドリシジミ

ヒロオビミドリシジミ ヒロオビミドリシジミ
翅を全開した後、方向転換して此方へ向いてくれた・・・
翅表のメタリックな ライトブルーや ライトグリーンが 光を反射して輝く・・・なんと綺麗なんだ!

ヒロオビミドリシジミ ヒロオビミドリシジミ

ヒロオビミドリシジミ ヒロオビミドリシジミ
図鑑でしか見たことの無い ヒロオビミドリシジミの開翅が撮れ、ビギナーズラックに興奮が冷めやらない。

ダイミョウセセリ ウラジロミドリシシミ
案内して頂いた友人に感謝しながら、3時ごろこの地を後に帰途に着いた。。。